2013-09-20

観る。:鈴木先生、桐島、部活やめるってよ他


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パフューム、きゃりーぱみゅぱみゅ、鈴木先生、と桐島、部活やめるってよ


パフュームは、高性能のロボットに感情が芽生え、それが、押さえられない感じ。
きゃりーぱみゅぱみゅは、生身の人間なのに、言われた通りに動く。
あの、やらされ感はすごい。
この挟み込む戦略はすばらしい。

この問題は、鉄腕アトムまでさかのぼってもいい。

日本はこの問題が大好きで、
解決策(脱出案)として、映画のアキレスとカメ」の解決と同じような決着を望む。
それは、

ロボットはロボット、人間は人間、日本人は日本人、変れない。
以上も、以下も無い。
やりたいことをするだけ」

別の見方をすると、このパラドックスの答え(脱出案)を、
一つしか持っていない。

そして、その案は、日本でしか通用しない。
では、あるが、日本人は、これが大好物だ。

でもこれ、趣味と、どう区別するの?
って思ったらダメで、もうその時点で、罠にかかっている。

日本人が好きなのは、名前では無く、行為だ。

究極は、即身仏的な、何かだ。



最近、邦画を良く観る。
洋画(映画)と違い、テレビ的(ドラマ)の延長感はある。
が、それが、悪いとも言えない。
鈴木先生に至っては、最初に11話ってでてくるし。
アニメだって、そうだし。
そう成ったのには、色々な理由があるのだろう。
お金の問題とか、、、。

その形を作ったのは、
伊丹十三だと思っていて、
タンポポ、マルサの女、スーパーの女、などなど、、。
当時は、ものすごく斬新だったし、
批判も多かった気がする。

この、洋画と邦画の関係は、日本のアートにも似ている。



話によると、
演劇畑の人が主役をやる機会が増えてるらしい。
話題の作品は、だいたいそうらしい。
例を挙げるのが良いのだろうが、
正確なタイトル、役者名をググるのがメンドクサイ。

独白や、長セリフとか、色々あるらしいが、
アニメで言えば、
少し前のハルヒのキョン、
さらに遡れば、うる星やつら(アニメ)のメガネが、そんな感じだ。
演劇的って言うか、、、。

日本のアートもそっちに向かってるんだろうか。
もともと、そっち向きだったのかな。


鈴木先生を観る2

下記は映画評論家の感想だ、

映画から受けた印象は同意できるが、
その解釈が全く、逆だった。

この映画は、クローズアップが、メインキャラ意外ほぼ無い。
小さな画面で見ている、私にとっては、かなりキツかった。
が、映画なら、画面大きいし、ありだった。

「周りの人を背景の書き割りのように考えてはいけない」
から、クローズアップがもっと必要。
か、だから、クローズアップをなるべく、使わない。

自分の考え方を含め、対比すると、とても面白かった。

上記の映画評論は、
クローズアップについて、詳しく説明されているので、
勉強に成った。

オープニングとエンディングで、
言いたい事、伝えてる感じがしていて、
それだけでも、くるものがあった。

鈴木先生を観た1:

鈴木先生を観る。



改めて、
桐島、部活やめるってよ」を観た。

マジックアワー。
この場所、この時、この人しか、できない事がある。
その、場所と時間と人の取り合い。

で、ラスト。
日が暮れ、照明に照らされて、練習する野球部と、
それを外から見ている、練習に出ない野球部員。
桐島への電話の音。
しみる。