2012-12-11

ベラスケスのラス・メニーナス考察①



ベラスケスのラス・メニーナス考察①

1656年
318cm x 276cm

+

どうも、この作品は、凄いらしい。
何と無くしか解らないが、
この作品から、目が離せなくなった。

ラス・メニーナスをググる。
3ページほど調べる。

ウィキペディアが一番詳しい。
ブログ系のものは、
半分くらい主観が入ってる。
それは、それで、面白い。

+

気になったこと、

最初のタイトルは、ラ・ファミリア。

火災によりトリミング。
右側の方が大きく切り取られる。

多数のフォーカスポイント。

背後に飾られている作品は、二点とも、
技術(音楽と製造)を手にいれた人間が神に挑んで敗れる寓話。

+

ここからは、感じたこと。

ベラスケスの鏡のヴィーナスの
鏡と背中、ラス・メニーナスの鏡とキャンバスの裏の関係。

この関係から言えば、
キャンバスに、描かれている絵が、
鏡に反射している、、とも言える。

鏡と階段のカーテンの関係。

鏡の反射が、異常に明るい。

とにかく、四角だらけ。と、その四角の中の関係。
作品自体の四角も含む。

風景画に観える。

異常に天井が気になる。
17世紀の証明器具で、ググる。
ガスは、まだ無い。ローソクか。
だとすれば、天井の黒ずみは理解できる。
シャンデリアは、取り外したのか!?
普段は、かたずけてるのか?

天井の乳首みたいのと、
右の額縁で、ライン引くと、Xの中央が、
階段の男の右ひじにくる。
それを、ど真ん中と、考えると、確かに、
右側と、下の部分がたりない。

ピカソが、50枚くらいこの作品を引用してる。
その中の数枚の画像を見たが、
天井の乳首を横に描いてる。
ペッタンコに、描いている。
これは、ピカソが、あえてやってるのではなく、
そういう素地が、既にラス・メニーナスに、あるから。
鏡には、反応しなかったのかな?
それに類する画像が、見たブログにはなかった。
ブログ主の主観か?

ヤン・ファン・エイクのアルノルフィーニ夫妻の肖像との、
関連性って、どこまで、あるのだろう。
宮廷内に、あったらしいから、見てたのだろうけど、
あれの上を行くために、、って考えたとして、、、、

夫婦の肖像の方は、シャンデリアに、ローソク一本。
イエスの象徴。

ラス・メニーナスの方は、シャンデリア無し、
真っ黒な煤がべったり。
部屋全体が、太極図に見えてくる。

室内の絵っていうのも、珍しいのか?
古さのせいもあるけど、
光の色は、移り変わってる。
ローソク、部屋にさす光の色、直射日光、蛍光灯。

視点が複数あるため、円的では無く楕円って話もあったな。
中心の少女を中心に渦を巻いてる。

どの画像を見てるかと言えば、
美術の物語/ゴンブリッチのポケット版の、それだ。

ちなみに、西洋美術の勉強しよう!
と思って、最初に買ったのが、これと、聖書。

やはり、
天井が気になって、しょうがない。
ダビンチの最後の晩餐も、画面の半分が壁と天井だった。
グリッド感が凄いな。

ラス・メニーナスの階段の男の横の扉のグリッドも凄いな。
そこ気になって、見てたら、気持ち悪くなってきた。

今日はこの辺にしとこう。


+