2012-09-19

2択、イコール(=)、目標の罠と、作家性と作品性

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2択、イコール(=)、目標の罠:


この三つは、本質をぼかすための罠だ。
さも、そこに答えがあるみたいだ。

考えがまとまらなかったり、
悩んだりしてる時に、抜け道として、あるならいい。
たしかに、ものすごく生きやすい。
しかし、今や、抜け道が本道に成っている。

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作家性と作品性:


日本人は、作家性を重視する。
自分が、そうだからか?

例えば、
私の場合、海外での展示に比べて、極端に国内の展覧会は少ない。
日本の関係者に、よく言われるのが、
どう扱っていいの分からない。
何がしたいのか分からない。

これは、作家性を重視しているから起こる疑問なのではないのか。
海外の展示は、作品性重視だ。
作家の流れよりも、
気に入った作品、または、したい展覧会に必要な作品を選ぶ。

ゆえに、私が「新聞の作品」以外の作品を作っていても、
コンセプトが違っていても、問題ない。
日本では、
作家性重視だから、わら半紙作品やノート作品、
最近ではキャンバスの作品、とか、全部流れで見せたいし、
今まで、してきた活動(例えば、キワマリ荘)なども、
伝えたい。と、思ってしまう。私自身もそうだ。

でも、それだと、私の場合、個展しか実現できそうにない。
それには、作品の種類も量も足りない。

ちなみに、水戸芸術館でマイクロポップの展覧会に招待されたが、
あの展覧会は、特殊な成り立ちだから、作品性重視であった。
テキストから、キワマリ荘の事が省かれているので、
間違いないと思う。

ワタリウムの展示は、どっちだったんだろう?
個人的には作家性をまるごと作品性にできた、
幸運な展示だったのかもしれない。

作家性にしろ、作品性にしろ、
日本での作家として活動して行くには、
もう少し、勉強が必要だ。

こんな事を聞いた。
海外で学生の展覧会を見てると、
影響受けてる作家や、好きな作家の画集が置いてあったりするらしい。
それが、結構多いらしい。
日本では、見た事が無いって、、

たしかに!
俺、極力隠すし、影響受けた人とか、バレたくない。
コレは俺だけじゃないはず!
こういう文化の違いも、
理解しないとな。


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