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キワマリ荘の作り方(2020):
・あったらいいのに、無いモノ(場所)を作る。
・そこにいけば、仲間がいる。」という状況を作る。
・短期成功ではなく長期継続。
・カリスマリーダーはいらない。その人が移動するとその場所に人がこなくなる。
・人よりも場を強化すること。
・失敗や成功を考えるより。やりたいことがあったら、やる。
・絶対に無理をしない。
・作家(仲間)同士の感想(批評)を言い合える場所にする。
・居間を作る。
・一時的な話題性(を作る)に振り回されない。
・ここから、世界に発信しているという覚悟を持つ。
・良いモノは取り入れる。しかし、表面上のコトだけを真似ない。
・お互いに手を抜くから、グループ展はNG。ただし企画展はOK。
・一人一人の関係者は50人前後だが、3人個展できる環境があれば150人になる。可能であれば、強引にでも3箇所スペースを作る。
・展示期間は1~二ヶ月。一週間だと、いくら良い展示をしても、人が来れない。経験上、三ヶ月すると作品が壊れ始める。
・グループの思考が固まり澱まないように、風通しをよくするシステム(展示、企画)を作る。可能であれば、メンバーの流動があればなお良い。
・企画(展示)に対して、「これぐらいで、いいだろう。」と自分(達)に甘えない。最低でも1回は疑う。
・都会にあるギャラリーを目標にしてはいけない。関係者の数が圧倒的に違うし、情報の消費速度も違う。
・地元の未来を語る展示は地元の作家がやるべき。そういう場所を作り、育てようという場所。
・とにかく待ち、才能を集める。そして、目的を持った方向を決める。1年近く営業してると、静観してる人が動き出すので、その人達を確保。
・外部の作家やメジャーな作家に頼ってはいけない。自分たちが、そうなる。そうなるための展示をしていき、企画を立てていく。そうでなければ、いつまでたっても、自立(自律)できない。
・一般の人にあまり期待しない。彼らにとっては、単なる消費情報の一つ。自分たちも同じ事を他のジャンルに対してしている事を自覚する。
・ギャラリーは普通無料で鑑賞できる。なので、展示する側、ギャラリーはどうせ無料だし、と思ってしまうが、実は、その人の時間や交通費を使っている事を自覚すべき。千円使った時にもらえる満足度くらいは、用意すべき。
・経済的豊かさよりも、個人の幸福度を上げる。
・絵画の作り方と似ている。まず下地(場所)、時間をかけ丁寧に。点線面。点(最初は首謀者)、点を集め、線に、そして面に。まず、首謀者の目立つ点を画面に起く。点を集め画面のバランスをとる。最終的に首謀者の点を消して画面を整える。さらにその場全体が点に成って新たな始まりの可能性を作る。
・最初はトップダウンの指令系統でいいのだが、若い世代が育って来て自分の意見を言えるようになって来たら、「こいつそろそろ邪魔だな!」と思われるくらい意図的にさらにプレッシャーをかける。そしてトップはその場から去るがベスト。そうしないと、自分の意見を言いずらいし、常にトップに気を使うのでめんどくさい。この時期に大抵大家さんにも、次の代表に愛情が移るようなコトをする。
・リーダーがいると、メディア露出も成功もリーダーが持ってしまい不満がたまるので、広報はバランスを考える。
(メモ)・東京のメディア(美術手帖とか)が東北のアートを特集したくなるような要素って何だろう。
遠近法的なまっすぐ目的(未来の新しい技術)に向かって、ビラミッド上にどう置くか、ではなくて、ループなんだとは思う。
もはや、すべての技術は出揃っているから、上を目指すというよりは、ループ。
そこに、リアル(現代性、流行)と、社会性(批評性、関係性)そして唯一まだ先に進める技術モノを加える。
少子高齢化と技術向上の未来に必要なアートとアート環境。