2022-10-12

最近のメモ

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最近のメモ:

最近、よく残ってますね的なこと言われる件:朝廷の文化、武士の文化、商人の文化、大衆の文化がある。今もあまり変わってないが、権威、権力、金、人気を司る。金が欲しいなら商人に受ける作風という感じ。目的に合わせて作品を作れるなら良い。それしか作れない作風は作風でレーンを選ぶしかない。その辺りの覚悟が無いと愚痴を言って迷うしか無い。 


私の場合はそれらに属して無い。なんのバッチも持ってない。なのになぜ生き残ってるのかよく聞かれる。多分だが、作家に好かれる作家というレーン。貧しく評価も無いのに、根拠のない自信と覚悟がある。という恐ろしい場所。誰も着たくないよなぁ。


40でペインティング始めたのは、これ以上ドローイングで上手くならないと感じたから。技術で描きたいモノを描けてしまう。感情が線に乗らない。技術のキャラや記号化が進む。そこで別のコトをする。新しい感性や表現に出会う。それがドローイングにも影響を与え始める。みたいなコト。10年周期。今は写真。長生きできたたら次は映像、音楽、陶芸、モニュメント、、、。今はやりたいとすら思わないが、いつかは。

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写真についての考えは。

エグルストンの「William Eggleston's Guide」が再販されるごとに色が違ったり、同じ写真なのに本や展示によって大きさが変わっていく。オリジナルの不在」が”とにかく”面白い。

オリジナル不在なのに、デジタル写真データという劣化しない「複製可能な魂」の存在も。


自由にデータを現像できやすい状況で、作品化をこれから考えたい。

まだ、「これだ!」と言う、写真(作品)の最終形態が見えてない。