2017-11-04

鼠径ヘルニア(脱腸)と診断された件。




鼠径ヘルニア(脱腸)と診断された件。

女医に血を6カプセル採取され、何度も服を脱ぎ「吸って吸って」「頑張って」などと言われ、放射線を浴び続けるプレイをした。7800円だった。

間接照明だけの個室で、女医に上半身にゼリーを塗られ、棒状の器具でグニグニされ「吸って吸って」と言われ、最後におしぼりで上半身を丁寧に拭いてもらい、自分の心音をいろんな角度から聞くプレイをした。2800円だった。

作品のコンセプトとか、思考パターンの重要な要素に猫穴がある。どんなルール(縛り)にも猫が自由に出入りできるような穴を用意しておく。風通しを良くするため。まさか、自分の輪郭までボヤけるとは。猫ならぬネズミ。鼠径ヘルニア(脱腸)になるとは。

鼠径ヘルニア(脱腸)の初期って自覚症状が無くって、痛くも痒くも無い、なんかちょっと、下腹部のふくらみが、若干違うなぁ、気に成るなぁ。くらい。ただし、放置しておくとヤバい。そして直すには外科手術のみ。

腹腔鏡下ヘルニア根治術(4泊五日):
私の場合、左のヘルニアだが、触診で右も気になると言われた(多少自覚症状あり)。右もヘルニアになっていた場合、両方ともできる術式らしい(結局右は無かったが)。

入院前に、ドクターXを全部見た。流石に手術室に歩いて入った時は「お~これが!!」とキョロキョロ。術後すぐに主人公と患者が喋ってる時があるが、全身麻酔の後はそんなもんじゃない!!!。

全身麻酔。はぁい、何々入れます。「ボンヤリしてきました。」はぁい、何々入れます。「点滴の所が冷たい感じです。あ、クラクラします。」の後、気づいたら、よく映画やドラマで見る画面全体に人の顔が沢山出てくる感じで「終わりましたよ~。」だって。ーー本当に「死」が怖く(恐ろしく)なった。

全身麻酔の術後が大変だ。両足に一日中足首をマッサージする器具を付け、交互にプシュープシュー。左手に血圧計で最初は20分ごとにプシュー、終盤は2時間ごと。右手は点滴と指先のヤツ。見えなかったけど、2つくらい器具を上半身に付け。そして、尿道カテーテル(これが慣れない)。

尿道カテーテルを抜く時が、もうヤバい。「ゆっくり吐いてください。」す~、ふ~~~==★?!!!?^!!**^^==~~~~。ナニあの痛み!脳が初めての痛みについて行けない感じ。あまりの瞬間激痛だったので、後から思い出そうとしても思い出せない。癖になる痛みでは無い。

アホなコトに、手術前に風邪気味に成ってしまい。手術台の上で、麻酔師さんに「風邪気味ではないですか~」、と聞かれた時に「そうです。」と言ったので、ザワつき、あ~って言ってください。その時の喉の状況を全員で眺め、「大丈夫!」。あわや延期に成り掛けた。

全身麻酔がまだ効いてる時は、頭も体もスッキリしてたんだけど、麻酔が切れた来たら、風邪がぶり返して来て、発熱と頭痛が始まり、頭痛で寝れなかった。あんまり痛いので、看護師さんにアイス枕と飲み薬をもらう。腹筋が痛くて体を曲げれないので、介護ベットの背もたれを電動で動かし水を飲む。

よく病院で寝てる人って、水を少ししか飲まないんだけど、本当に、少しずつしか飲めない。え、こんだけしか減ってない!って思うくらい飲めてない。しかし、咳風邪じゃなくて良かった。腹部切ってたら、痛くて咳できない。ヤバいな時はフリスクで止めた。くしゃみ一回でテンカウント。

大部屋だったのだが、食事中にもう普通に看護師さんと患者がうんこ、尿、ガスの話をする。多分女性とウンコの話を普通にする機会はこういう場所しかない。長さ、硬さ、回数。なかなのプレイだった。

私の不注意は風邪気味だけではなく、前日に体力を付けないと、と「肉を大量に食った。」普段もそうなのだが、肉食うとほぼ便秘に成る。結果、術後便が出ずに腹にガスがたまり、パンパンに膨れた。普段なら問題ないが、痛くて力めない。これも最悪だった。

病院で、老人は70歳からの認識で、49歳(私)は、まだ若いからと何度も言われる。同室に大腸癌の手術を受けた方がいた。半年入院してる。70超えてからの半年を、ナニもない病院で過ごす。色々考える。

テレビ20時間で1000円は高い。多分、病院とかホテルって一台ずつ受信料を徴収されるから、しょうがないのかもしれないが、長期入院はワンセグ付きのdvd買った方が安い。

早期退院をした。病院のご飯を食べてると、本当に早く退院したいと思う。ネットは繋がってないし、イビキ凄い人いるし。志ん朝の落語大量にipodに入ってたから、本当に助かった。

全身麻酔後に、臍の下の毛は当然剃られてたが、右足の太ももの所に15x20cmの剃り跡がある。何か貼り付けたんだろうけど、イタズラだったら面白い。右手首の表に点滴の針を刺し、強力接着のシールで固定してるのだが、毛深い人は、剥がす時、かなりの罰ゲーム。

高額療養費制度」ってのがあるんだけど、これ「月締め」で、1月間の限度額制度。10月31日から入院したから、その日の発生した8700円は別会計。最初に知っとくべきだった。


後は、傷口が腫れたり化膿することがなければいい。
とりあえず、他は健康。