2012-11-11

新聞紙の作品は絵画か!?


+

新聞紙の作品は絵画か!?



1993 キワマリ荘の住人





1995 キワマリ荘の住人Ⅲ 「継続の日常」


途中からだが、
新聞紙を、キャンバスの代わりではなく、
新聞紙として使っている。ので、
純粋な絵画ではない気がする。

よく言われたのは、
らくがき、まんが、イラスト。

自分勝手な結論を言えば、
全てのジャンルから、逃げ切れたと思う。し、
これからも、逃げ切る体力のある作品だと思っている。

ことの発端は、中途半端な自分を認めたい。という、
自己治療的な動機。


中途半端な作品が、
中途半端を表現する作品に化けた。
それは、言葉を変えれば、
関係性を作品にしてしまった。

その時の、時代の雰囲気もあって、
引きこもり、オタク、自己治療の側面で、作品が取り上げられた。

>でも実際は、一人暮らしで、脱サラして、ギャラリー運営で生活してた。
>心の引きこもりだ!って言われたら、考えるけど。

でも、そのころから、数人の学芸員の方から、
これは、関係性の作品だよね!?って言われたことがある。

関係性の作品は、
複数の素材があって、どの素材も主張しすぎてはいけない。
言いたいのは、素材の関係性。
見えない部分。
コマとコマの間。

でも、その関係性自体は自律している。
しかも、それは、目に見えない。
それを、見える形にすると、
より複雑な、見えない関係性が生まれるだけ。

もう一つ作品のイメージに成ってるモノに、棒磁石がある。
両端は真逆、黒と白を同時に持ち、
二元論の様なスイッチでは無く、
ダイヤル式で、無限のグラデーション。

そして、磁場がある。
磁場ば、普通見えない。

+