2012-10-24

アクリルのメ ディウムを買った。


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アクリルのメ ディウムを買った。

こんなモノは要らん!
水で薄めればいい!

って思ってて、使ったことなかった。
色も無いのに、1500円も払えるか!
って、感じだった。

キャンバスの制作を始めて、一年以上かな?
技術的に行き詰まって、買ってみた。

馬鹿だった。
俺がやりたかったこと、できるじゃん。
色々工夫しても、上手くいかなかったけど、
これで、一発okじゃないか!

人の作品見て、これどうやってるんだろう?
って思ってたけど、これかよ!

1500円けっちった、ために、
逆に、時間と金を浪費した。

かつて、こんなことがあった。
師匠的な人物に、
凄いこと発見した!
濃くて太い線は前に、薄くて細い線は後ろに見えるんだよ!
って言ったら、
それ、水墨画の基本だから!って言われて、愕然とした。

独学は、自分のペースでできる。
良くも悪くも。

つや出しのメディウムはモリモリ、絵の具乗っけて、
つや消しのメディウムはフラットな感じで制作できるのか、
フラットな感じのは、キャンバス買わないとダメだな。
しばらく放置。
モリモリ系は感情を入れやすいから、いい感じだ。

何と無く、描きたいモノが描ける気がするが、
それを突き詰めちゃうと、
ドローイングと同じで、内面性を重視しすぎてしまう。
キャンバスは、ほどほどにしないと、
始まりの動機を見失う。

今使ってる筆のサイズの問題もあるが、
F15のサイズがベストだ。
調子に乗ってF20を10枚買ったから、なんとか、しないと。
全部描いてあるから、
今から、ほとんどの作品に、筆を入れ直す。
場所の問題で、
作品を離れて見れないから、一度デジカメで撮影して、
パソコンで見て、チェック。
めんどくさい。

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アクリルのメディウムを買った(2)

人物の肌をイメージして描く時、綺麗なグラデーションより、
階層のあるレイヤーを好む。

あっさりした感じの以前のイメージ。
現在、ギャラリーで展示してる顔の作品がそれなんだけど、
人物をレイヤーでとらえ、色んな焦点で描き、
レイヤー間の空気感を感じさせて、空間を作ってゆく。

今やってるのは、縦にレイヤーをとってる。
違うな。
レイヤーひとつひとつの幅が違う。
あっさりタイプは、限りなく薄いレイヤーで、
レイヤーとレイヤーの間の、
空気感で、厚みを出すイメージ。
今のは、レイヤーに厚みをもたせてるので、
線で、ある程度立体感を作れる。

明暗で、立体が作りたいわけではない、ので、
暗い色から描いてゆく、手前のモノほど後に描く、
とか、色彩の遠近法とか、の、
抜け道を、色々試し試しで、やってるんだけど、
難しいから、明暗に頼ってしまう。

嫁に言わせると、
前のが、塩焼きで、今のは照焼きって、言ってたな。
なるほどって思った。


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