2015-11-27

抽象絵画への道(2)


抽象絵画への道(2)


5分、10分、15分、抽象画って、どうやって描きだすの!?
中央から描きだそうと、思ってるのがダメなのか。
身動きがとれない。画像を検索。
人物では無いが、図形という記号に、頼ってるの多い。
バルコニーの系譜と、ポロックの構造か。


5時間、画面をいじくり回す。
何も変わらない。
尋常ではないな、この難易度。

目標を持ちたいのに、持てない人生。
とりあえず、大学には行かないと、、
その先は、大学で決めれば良い、、、ぐらいの気持ち。

時間と、絵の具(金)が減って行く。


具体的なモノを観て、それを抽象的にするか。
使う色、筆の置き方、ストロークが、なんか古い。
せめて、古くて新しい」ぐらいに持って行きたい。


昨日、フォーカス(映画)観てて、奇麗なシーンは、5~6レイヤー。
その内、2レイヤーは、ガラス。
近景、中景、遠景の2セット。


キャンバスの上下切ってあるから、描く画面がほぼ正方形。
中心に、かってに誘導されるのか。
なんとかするか、受け入れるか。


画面を縦に広げた。


pinterestで、参考になる画像をチェック。
以外にも参考に成る作家が少ない。
リチャード・オードリッチ本人から貰った画集で勉強。
目線の誘導。
何よりも、画面の「強さ」。


照明の位置のせいで、画面の上部が光る。
床置きで描く。
これで、全方位で描ける。


オイルバーで、線を引いた。
これは、どういうことだ。
その線で、得られる効果は何だ。

境界にメリハリが無いってことか。
色と色の相性による動き、変化、楽しさ。

今回は、線の画面操作は避けたい。


筆のサイズを、大きくした。


レイヤーは重ねれば、良いってモノでもないな。
ごちゃごちゃして汚い。


記号的なモノを描くと、画面に上下ができる。
上下が出来れば、重力も生まれる。
大地が生まれ、空が生まれる。

違うな。
画面を上下で、塗り分けると、そう観える。

鳥瞰図か。


惰性で引っ張ったストロークは、後々、気になって来る。
以外にも、いや、当たり前か、
筆を置き動かす緊張感が、画面にでる。


一筆ごとに、離れて確認。
その都度の、対応は、やってれば早く成るんだろう。
考える前に、反射。


とりあえずの終わり。
四日間。
ヘトヘト。

しばらく放置の時間。


>しばらく放置の時間。


加筆決定。

ペインティングナイフを使う。
色を置く感じがダイレクトに来る。

抽象画制作の映像観てると、これ使ってる人が多かったけど、
理由が分かった。


白い紙を観てると、線が浮かんで来た様に、
キャンバス観て、色と形が見えて来ないと。


線が引きたい!欲望を押さえる。


結局、立てて描いてるから、上部が反射する。
イライラする。
帽子をかぶると、少しはましになる。


あそこの色(形)を消したい。
だが、無くなると寂しいので、結局どこかに色(形)がいる。
どうする。


今回は、なるべく少ない色数に観えるにしよう。
ペインチィングナイフで、楽かもしれない。
筆洗わなくていい。

しかし、画面から、愛着、愛情とか、なんか、
自分が今まで大切にして来たモノが、全部消える。

とりあえず、終わり。
しばらく放置。


もう一枚、加筆開始。


ペインティングナイフの使い方(塗り方)が、
明らかに、変化してる。
一枚目の、塗り方の雑さに気づく。
塗り直し。


始まりから10日目。
色を形にしたかったのか。
当たり前の事だが、ここで気づく。


二日後、加筆。
できたと、思いたかった、だけだった!

いいかげん、決めないと、
絵の具の大量消費に、対応できない。
色のバランスが悪い。

イライラする。
消えては現れ、そしてまた消える目標。


今や、地と図しかない。
何か足りない。

画像検索。
グラデーション、バランス、
たれ、しみ、筆痕、ストロークとか、
それは、つまり「運動」。

色、形の運動で空間。


画面に釣り針(ひっかかり)が無い。

完全に止め時を失った。
イライラ。


色にも、目が誘導される順番があるのか。
そりゃ、そうだな。


運動と釣り針。
色の形。


もう、
何が、抽象画か分からなく成って来た。
終わらない。


やってしまった。
100号の画面を全て塗りつぶした。

抽象画描いてる人、凄いです。
尊敬します。

気分転換に、小さい画面(20号)に描き始める。
明らかに、描き方が変った。
少しは何かしら得たのか。

100号の前に立てる様に成るまで、
しばらく、リハビリ。

覚えてろよ、このやろう!って、逃げるのが、やっと。
完全にボコられた。