2011-07-09

トイレの夢(2011)




トイレの夢(2011):



思い出せないが、嫌なことがあって電車に乗り込む。
前の座席にカップルがいる。

ウトウトして、寝てしまう。

目覚めると、
隣の座席が変形して膝の上にあった。

!?

変形ロボットおもちゃの様にガチャガチャやってたら、
座席に戻った。

前の座席の男性が乗り出してきた。
色黒のイケメン。

コーヒーおごるよ。」いきなりだった。
な、なんで?

君のおかげでこの旅が快適だったんだ。
となりで、女性も微笑んだ。

あ、ありがとう。
よくわからないけど、、、と、外を見る。

!?

窓から見える風景は、異様だった。
海岸線を走ってるんだろう。
のどかな田園風景と海なのだが、

私が知っている現実の風景と、
あらゆる絵画で描かれた技法の風景が、
モーフィングされ、窓を流れている。

建物も絵画の様な存在の仕方で、
幾何学的な立体や、色のついた枝の様な形体が、
セザンヌの静物画みたいに見えた。

ここどこ!?
どこにむかってるの!?

カップルに聞いたが、
微笑んでるだけだった。
周りの人たちも微笑んでいた。

トイレに行きたくなって、
隣の車両に行った。

町があった。
動いている電車の中に。

正面には映画館があり、黒と赤の装飾。
右側は、エレベーターと、窓があり、さっきの風景が流れていた。
左側は天井が見えない感じで、
吹き抜けになっていて、ガラスばり。

ガラスの向こうに見える風景は、
私が、現実と感じている町があり、煙突から煙が出ていた。
町は流れていない。

私が、マジで!マジで!って言ってる姿をみて、
皆が微笑んでいた。

トイレ、トイレと思い出し、エレベーターに乗った。
エレベーターではなかった。

降伏した後の城の中の様だった。
薄暗い。
全体から「木」の感触と、気配はある。
トイレを探すことにする。

迷路。
色んな扉を押したり、引いたり。
色んな広さの部屋が出現する。
中はからっぽ。

結局、トイレ自体は見つからないんだけど、
8畳くらいで、床が黒い部屋があって、
もうここでいいや。と、
扉を閉じたら、開かなくなった。

薄暗い部屋。
床と柱が黒く、見えない天井から、一本ひもが下がっていた。
色が在るのかもしれないが、影になっていて、ただ、黒かった。

ズボンからアレをだしてって時に、
少し床がずれた。
少し沈んでずれ、そこから、サビ水みたいなモノがあふれてきた。
扉は当然開かない。

やばいなあ、と、
ひもをつかんだ。

床は下がり、水位は上がってくる。
空気空気と上に泳ぐ。

でもこれ夢だし死なないだろ、と、
身を任せてみる。

体は沈んでゆく。
水面が見える。

全体が金色に輝き揺らぎだした。
ひもは、しっかり持っていた。

しばらくすると、
天井から、白くて四角いモノが、大量につり下げられている空間に出た。

ターザンの様にその中を横切って行く。
白いモノは、紙で、
紙には子供の絵が、全てに描かれていた。

金色に輝き、大量に子供の絵のある空間。
手にひもは無かった。

上を向いて飛んでいる。
とても気持ちいい。
とんでもない爽快感。

左手の空間にガラス窓が現れて、
夕暮れの光が差し込んでいた。
この空間もそこからの光のようだ。

そこに、引っ張り込まれる。
ガラスが割れた。
音も、破片の断片も無かった。


目が覚める。


部屋にいる。
8畳くらいの今風のアパート。
フローリング。
開かれたカーテン。
そこからのぞく夕暮れ。

現実の部屋ではない。
尿意が凄い。
どうせ、夢だと思い、放尿。

あ、やばい!
と思い起き上がる。
布団をめくる。
少しシミがある。

だが、ここは現実の部屋では無い。
まだ、尿意がある。

トイレを探そう。
部屋を出る。
私は裸だった。

古い田舎の家の雰囲気。

ガラガラガラ。
誰かが帰ってきた。
父親か弟の気配。

トイレを探す。

シャワーの音。
そっちに行く。

薄暗い。
プールのシャワー室みたいなところで、
弟の気配がする人が、シャワーを浴びている。

縦横3cmぐらいの四角い水色のタイルが、
2畳くらい貼ってある。
ふちの部分はタイル2枚分立体(囲い)になっていて、、
水を止めていた。

「ごめん、ここで、していい?」

返事なし。

する。

黄色い水が足下を広がってゆく。

弟の気配をした男がシャワーをむけてきた。
シャワーのつぶつぶの水が体にあたる。

目が覚める。

目に見えない匂いもしない恐怖のある現実。

やばい!

股間をさわる。

セーフ!

尿意はあったが、あまりにも凄い夢だったので、
しばらく回想。

結局、最後までトイレはでてこなかったな。


蛇足:

この夢で、驚いたこと、

1)アビス(映画)を見て以来、溺れるイメージがトラウマになっていたのに、
身を任せれた不思議。
2)23歳の時、おねしょをしてビックリしたことがあり、
それ以来、寝る前のトイレは欠かしてない。
なので、おねしょには敏感なのに、夢で放尿したこと。
3)何もしていないのに、快適に過ごせたとカップルに言われたこと。
4)飛んだり沈んだり、こんな振り幅の広い夢は初めて。
5)夢の中で、夢だと気づいたのは初めて。
6)トイレの壁」という神経症には重要な要素が無い。




おまけ:3年前に見た、トイレの夢


トイレの夢(2008)

森の中で展示(商い)をしている。
木漏れ日が、気持ちいい。

トイレを探しに森を出る。
XXX(店)がある。
トイレを借りにXXXに行くと、
外にトイレがあった。

ラッキー!と、扉を開けようとすると、
知人に会う。

挨拶をして、トイレに入る。
立て付けが悪く、うまく鍵が閉まらない。
ガタガタやって、なんとか施錠。

ところが、その扉に、橙色のアクリル版が、はまっている。
かなりの面積だ。
丸見えだ。

すると、
どこかで、会った様な男に声をかけられる。
XXXどこですか?
すぐそこです、と、アクリル板ごしに答える。

便座を観ると、植物に覆われている。
むしり取っていると、
さっきの人が声をかけてきた。

森に行ってきた。あなたの作品は解らない。」
と言われる。

イラッとして、「解らなくて、いいと思いますよ。」と、
植物の蔓を、はらっていた。

それでも、男はしゃべりかけてくる。
ついには、アクリル板をすり抜け、
中に入ってきて、しゃべりかけてくる。

かなりの時間、
トイレの中で、男はしゃべり続け、
私は、植物をむしっていた。

限界が来て、
「本当に解りたいの!?」て思った時、

目が覚めた。